現代人の食事は、柔らかくあまり噛まなくても良い食べ物を好む傾向があるため、顎や舌の筋力が衰えてしまうことで、歯並びや噛み合わせが悪くなったり、唾液の分泌量が減るといった口腔内の様々なトラブルの原因になってしまいます。1度の食事で噛む回数は、弥生時代の古代人の場合、約4000回だったといわれているのに対し、現代人は約600回と6分の1以下になっています。この原因として、ファーストフード店の普及や、調理をすることで柔らかくなる食べ物が増えたこと、忙しい毎日のために食事時間が短くなってしまったことなどが考えられ ...